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Inside

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[自己受容」
幼児退行という精神症状が起こっているときに描いた絵と、その絵を今、21歳の私が真似て描いた絵。
愛されたかった、守られたかった、名前も書けないような時代の私を今の大人の私が受け止めるんだ。
抱きしめてあげるんだ。名前の書き方を分かるまで優しく教えてあげたい。そう思いながら描いた絵です。

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「涙の誤魔化し」
化粧水を塗り回しながら浸透するのを待っているけれど
目からも水分が溢れ出て永遠に塗り終わらない。
それでも誤魔化すように手を滑らせ続ける。

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「生きている」
身体中の声に耳を澄ませて心のそのままを
映しだした絵。涙が出た。心がふるえた。
私の生きづらさがそのまま出た絵。

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「頭の中」
バンッドンッキーガヤガヤプップーピカピカ
部屋から一歩外に出ただけで私の目の前では一瞬の間に何千何億の物体が動いている。
考えることが山ほどあって外にでている時の私の頭の中はこんなぐちゃぐちゃ。
でもわたしね、そんなたくさんの刺激の中から小さな幸せを見つけられる人になりたいの。応援してくれる?

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「投薬」
薬を飲んで病気が快方に向かう人。その薬がないと生きられなくなった人。目を見れば分かってしまう。
私は病院でたくさんの目を、見てきた。

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「毎日見ている病室からの景色」
感覚過敏の人に考慮したあたたかいひかり。怖いほど暗い青。

「解離の声」
これは解離という症状をお医者さんのいる中、あえて出して解離がどんなものでどう影響していてどんな気持ちなのか先生と2人で深く掘り下げながら描いた作品。辛い部分を探っているは鋭利なギザギザだったり穏やかな時は・・・と話をしている内容でタッチがころころ変わりました。
​描いてみると、解離ってたくさん困ることもあったけれど自分を守り続けてくれた案外いいやつです。それに気が付かせてくれたのは危険を最小限に抑えて長い時間をかけて解離とわたしに向き合い続けてくれた担当医の根気強く、優しい力のおかげ。安心できる環境を作り続けてくれた病院のおかげさま。

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「お母さんを大事にして」
​いろんなこがいる。いろんなお母さんがいる。うまくいかない時もある。でも、子どもはもちろんどんなお母さんも愛され、
助けられるべきなんだ。お母さんがまず幸せに。
ミルクで育てるのも、授乳で育てるのも、赤ちゃんが事故や病気で亡くなってしまうのも誰も悪くない。誰も排除されない絵を書きたくて。

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「夢の色と現実の色」
夢の色を、景色を想像したらこんな模様になった。こんな色になった。
退院したら世界はこんな色かなあ。14歳からほとんどここにいるよ。もう、病院に入って4ヶ月、24回目の入院。
今度こそきれいな景色を見るんだあ。
でもね、きれいじゃない世界だったとしても受け入れる準備はできているよ!

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「大勢の中のただの一ぴき」
​ただただ目の前のことに一生懸命向き合って悩んでまた次の壁にぶつかったらその時自分できる精一杯のことをして、皆、生きている。
そんな一つ一つの尊いひとつの人生が大勢の中のひとりになってたまるか。

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